本題に入る前に、歴史小説で良く耳にする(たな)とは?歴史小説が好きな方には、理解されてますが、普通の人は悩むのでは、と思い軽く触れてから本題に入りますね♪
江戸時代の店(たな)とは?
歴史小説に出てくる「店」は「みせ」と読むか、「たな」と読むか。
歴史小説時代が江戸時代だということ。古語辞典を調べる。
『角川古語大辞典』(角川書店)は
「たな」:商品などを陳列して客に見せるための台。商品を並べて売っているみせ、とあります。
さらに「室町時代ごろからの語。大きなみせや問屋を「店」、それ以外を「見世」と使い分けることもあった」記載があります。商売ができる作りに建てられた家を指すそうです(第4巻176頁)
江戸時代の木戸とは?
長屋暮らしをしてる人がとても多い江戸時代では、道路に面した場所に表店(おもてたな)が並びその間からうなぎの寝床のように奥まった場所に長屋20〜30家で、1町となってました。
江戸の町を「八百八町」なんて言葉を聞いた事があると思いますがこんな感じの町がたくさんあったんですね〜
そんな長屋町に不審者が夜に入り込まないよう 長屋に入る道には、木戸が設けてあり夜は、閉まるのです。
物語に良く出る木戸が開く前のこんな早い時間に!とはこの事を意味します。
ちなみに、日の出(明け六つ) 日没(暮れ六つ)と言われております。
ではそろそろ、今回のおすすめ 【おいち不思議語り】を解説してまいります。凄い人気なので、シリーズがリリースされてますので、順を追って解説してまいります。
オーデブルにも対応しています。
おいち不思議がたり
著者あさの あつこ 朗読 羽飼 まり
物語は、江戸時代
医師の娘おいち16歳の物語です。 おいちには、死者の声が微かに感じる能力がありさまざまなも問題を解決して行きますが、凄い感動して泣いてしまいました。
決して酷い話しで泣くと言うのと違い感動すると思います。
少しだけ書くとこの時代、娘を奉公に出す事の多い時代、決して裕福な家庭の少ない時代。
弟が石段から落ちて大怪我をしました。
色々と事故事件を紐解かれて行くと奉公に出される前の姉が弟を突き落としてしまったのです。
真相が分かって、弟を突き落とした姉の気持ち!そして親のホントの気持ち!
姉は、口減らしで私が居ない方が良いと思い込み、母は激怒するかと思いきや、、、
奉公に出して嬉しい親などいないんだよ!そんな思いをさせてごめんね、、
この先も感動する物語が沢山続きますがこれから読む&聴く方が深く書かれてたら面白さ半減してしまうと思うのでこの辺にしておきます。
たまには、泣くのも体に良いですよ〜( ; ; )泣けるだけの単純小説では無く奥深い楽しさがある小説なので、是非一度は、読んで聴いて見て下さい。
桜舞うおいち不思議がたり
著者 あさの あつこ 朗読 羽飼 まり
前作に引き続き朗読は『羽飼 まり』さんです。この朗読 『羽飼 まり』さんて凄いと思いませんか?
ホントに1人の声でこんなに変わるの?朗読の技術も江戸時代のこの、おいちの側に今自分も居るのでは??そんな感じに吸い込まれて行く朗読!
これがプロなのでしょうか?みなさん聴いた後、良かったら感想聞かせて下さい。声だけで物語の誰が話してるのかすぐ分かる凄さ!感動です。
物語の内容書くの忘れてました(笑) では、内容にまいります。
桜舞うおいち不思議がたり【物語の内容】
前作と同じ時は、江戸時代おいち17歳幼なじみの友達3人から物語が始まります。本の表紙のように緩い乙女の話しになるのかなー?だいたい売れた本の続編は微妙になる事も少なく無いし!
そんな考えから聴き出しました。しかしまたまた、泣いてしまいました。
おいちの出生の秘密明、そして身内の、病気、幼馴染の1人が病気で亡くなりその死因は、、、
病気なのでしょうが、、 母の仇と思い込んでる青年の登場にも一波乱!そしてもう1人の友達も危険に巻き込まれて行きおいちの死者の声を聞く力の元に色々と解決して行くのですが、最後にとんでも無い事に、、、おいちの命は??
さすがにこれ以上書くと怒られると思うので本作で自分でお楽しみ下さいね♪
闇に咲くおいち不思議がたり
著者 あさの あつこ 朗読 羽飼 まり
時は、同じく江戸時代おいちは19歳になりました。待望の3作品目
この作品は、ホントにあさの先生なのか?と思う内容になってました。
不思議語りと言うより推理ミステリー作品寄りと感じました。とても素晴らしい作品ですが少しエグイ内容も多く、読み手を選ぶ作品になってます。
あまりエグい内容が苦手な方は、飛ばして次の作品に行くのも良いかと思います。
物語の結末は、かなり捻られ最後まで事の結末が分からず楽しめましたが、少しスッキリしないと言うかエグさが心に残ると言うか?
推理物がお好きな方には、おすすめします。いつもの泣き笑いもありますし♪
花火散るおいち不思議がたり
著者 あさの あつこ 朗読 羽飼 まり
おいち不思議がたり第4作品
あさの あつこ先生ワールドに帰って来た感じで、とても素晴らしい作品でした。
しかし、武家と言う物には、千五郎手出し出来ない時代なんだなー
時代で色々と変わるんですね。 物語の楽しさもさる事ながら歴史の勉強にもなりました。
星に祈るおいち
著者 あさの あつこ 朗読 羽飼 まり
種を明かす訳には、行かないので多くは書けませんが、まー良く感動して泣きました。
人を殺めるのに、憎しみやお金などだけでは、無いのが良く伝わって来る素晴らしい作品でした。
しかし、そろそろ『おいち』嫁入りか?楽しみにしてましたが、いい感じですが多くは、語らず終わりにしておきます。
とても笑いあり感動ありの力作ではないでしょうか♪
是非是非、ご自身で聴いて見て下さい。
まとめ
今回も最後まで読んでくださりありがとうございます(^^♪
いかがでしたか?
【おいち不思議がたり】全5巻凄く良い作品でした(^^♪
ホント~に感動してよく泣いたり笑ったり!
しかしプロのナレーターの方って凄いです!ホントに1人でこんなに声を変えれるのかと
驚きますΣ(・□・;)
とてもオススメな作品なので良かったら上から順番に聴いてみて下さいね
詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説してます。
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